チームワークを高めた残業時間

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新商品開発の仕事をしていた時は、年中残業をしていました。

リーマンショック以降、従業員が減らされ各人のノルマが増えていたからです。

定時までは他部署からの問合せ対応や打合せで、集中して開発の業務ができません。

納期を守るためにはどうしても残業することになってしまいます。

開発の仕事はチームで行うため、チームメンバー全員で残業をしていました。

「今晩も9時過ぎるよねー。

今のうちに食事に行こうか」と、近くのそば屋やラーメン屋に出かけます。

開発が佳境になると、毎晩10時ごろまで残業する日が続きます。

お互いに疲れているのが分かるので、愚痴を言う人はいません。

逆に励まし合い、おかしなハイテンションになり、夜の職場に笑い声が多くなります。

たまに上司が差し入れの食べ物を持って来てくれると、異常にはしゃぎます。

メンバー全員がこの苦しい期間を、どうにか明るく乗り越えようと努力しているのです。

残業は企業にとっても従業員にとっても、良いことではありません。

しかし「あの残業時間がチームワークを良くしたのでは?」と今になって思います。